冬から春にかけてのたるみケア
頬がたるむとホウレイ線が出来たりと実年齢より老けて見られてしまいます。
前屈をすると重力に負けていた頬がキュッと上がる経験をされたことはありませんか。
弾力を保つコラーゲンは年齢と共に減っていきます。
50代では20代の半分程。
しかし、加齢の他に様々な原因があります。
ただの老化現象と放っておかず、原因別に対処していきましょう。
まず、気を付けたい事は紫外線対策。
紫外線はコラーゲンを破壊します。
コラーゲンが破壊されると、肌にハリがなくなり頬のたるむ原因となります。
紫外線にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)があります。
コラーゲンのある真皮に届くのはUVAです。
このUVAが真皮のコラーゲンを破壊し、だんだんとたるんでいきます。
紫外線が夏に一番多いのはもちろんのことですが、春も増えてくるので注意が必要です。
UVAが一番多くなる時期が5月辺りになり、
日焼けの原因になるUVBは7月~8月が最も多いとされています。
夏の紫外線対策は十分にされていると思いますが、
冬から春にかけての対策は比較的疎かになります。
近所だから、洗濯物を干すだけだからと油断していると
ある日突然シミができている!なんてこともあり得ます。
春は冬の乾燥で弱っているところに、紫外線が急に増えるのです。
その為、3月~5月にかけても対策が必要となります。
また、1日の中でも紫外線の量が変わってきます。
コラーゲンを破壊するUVAは朝の7時から徐々に増えて12時でピークを迎えます。
なので、お出かけ前の紫外線対策は必須になりますね。
丸の紫外線対策は日焼け止めの他に、保湿も重要になってきます。
気温が高くなってきたとはいえ、まだ乾燥が残ります。
紫外線からお肌を守り、保湿をたっぷりし、Wでお肌を守りましょう。
更に、肌の乾燥もたるみの原因になります。
肌の潤いを保つヒアルロン酸・セラミドが含まれており、
乾燥することによって細胞がしぼみ、潤いが失われたるみになります。
乾燥はたるみの原因だけではなく、しみやシワの元にもなります。
特に春は、朝夕と昼間の気温差が激しくなります。
気温差が激しいと肌の水分と油分のバランスが崩れがちになります。
また、花粉の飛散でアレルギーを起こしやすくなったり、
皮脂腺や汗腺の活動が活発になったりと、にきびや吹き出物も多くなります。
基礎化粧は季節ごとに変えることをオススメします。
秋から冬にかけては、あっという間に乾燥しますので、保湿をメインにしたケアを。
洗顔料はうるおい成分の多い物を選び、しっかり洗い上げ、
十分にハンドプレスをしてお肌に浸透させましょう。
また、部屋の湿度も60%程に保つようにすると、
お肌のケアに加え、風邪予防にもなります。
春から夏にかけては、皮脂の分泌が多くなるので保水をメインしたケアが良いでしょう。
汗で潤っているように感じ、ベタつきが気になると思います。
ベタつきが気になるからとケアを怠っていると
皮脂の分泌で毛穴が広がったり、ニキビ・吹き出物の原因になります。
乾燥している肌の潤いを補おうと内側からどんどん皮脂を分泌させます。
そうなると内側がカスカス状態になり弾力や潤いが保てなくなってきます。
この状態をインナードライといいます。
基礎化粧品のベタつきが気になる時はさっぱり系の化粧品にシフトチェンジし、
ハンドプレスで十分にお肌に浸透させましょう。
後、意外にも関係しているのが、甘い物の摂り過ぎによるたるみ。
甘い物を食べ過ぎるとにきびや吹き出物、肌荒れの原因もありますが、
肌のたるみにも関係があります。
「糖化」といい、細胞の老化を加速させ、くすみや肌のたるみにも影響があります。
細胞の老化により、新陳代謝が悪くなり、しわが増え、たるみも出てきます。
かといって、甘いものを急に抑えるのは難しいと思います。
我慢をして逆にストレスを抱えると別のところに影響が出てしまいます。
「糖化」を防ぐには、食事の順序に気を付けると良いです。
食後血糖値の急上昇を抑える為には、
糖質の吸収をゆるやかにする食品を先に食べる様にします。
食物繊維 ➡ タンパク質 ➡ 炭水化物
の順番で食事をすることをオススメします。
野菜などの食物繊維
肉や魚等のタンパク質、
最後にご飯や麺などの炭水化物を食べると「糖化」を抑えることができます。
冬から春にかけて、お肌の状態も変化していきます。
しっかりケアをしてたるみ知らずの若々しいお肌を目指しましょう。
西本クリニック
大阪市北区梅田2-2-22ハービスエント6F
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