冬の赤ら顔、緩和&予防
だんだんと寒くなって本格的な冬になってきました。
お店や、電車の中、部屋で暖房を付ける機会が増えてくると思います。
暖房を付けているのに、手足先だけ冷たいなんて経験ありませんか。
その上、顔だけ熱くなって火照ったような感じ。
この症状を赤ら顔と言います。
頭がボーっとして集中力が切れて仕事や勉強が進まない、なんてこともあるかと思います。
実はこの症状、暖房だけが原因ではないのです。
赤ら顔には様々な種類があります。
・毛細血管拡張症
・敏感肌、オイリー肌による皮脂
・赤面症
・ニキビ、ニキビ跡、吹き出物の炎症
まだまだ種類はありますが、代表的なものが上記となります。
そして、暖房と関わりがあるのが、毛細血管拡張症となります。
この症状は、寒い屋外で毛細血管が収縮し、温かい屋内で一気に拡張されることが原因です。
ですので、誰にでも起こりうる症状です。
また、特に皮膚が薄い方は毛細血管が肌表面に現れ、見えやすくなっています。
よく、血液の流れが良いからと赤くなると言われています。
実はその逆で、血液の流れが滞っているので、その部分が赤くなります。
そして、外気が乾燥していると、顔も乾燥しがちです。
肌が乾燥すると、潤いを守る成分が不足し、バリア機能が低下します。
そうすると、外部のちょっとした刺激にも敏感に反応してしまいます。
屋外と屋内の温度差を最小限に押さえること
血流をよくすること
保湿ケアをしっかりして乾燥肌・敏感肌を改善すること
が重要となってきます。
下記のことに気を付けてみてはいかがでしょう。
①顔周りの温度差を無くす
外出する際は、直接冷気にあたらない様にマスク・マフラー・帽子などで温かい部屋に入った時に急激な温度差を少なくすることが大切です。
②香辛料・アルコールを控える
香辛料は血管を膨張させる作用があります。
唐辛子やコショウなど香辛料が効いた食事はなるべく避けるようにしましょう。
また、アルコールは利尿作用があり、身体を冷やしてしまうので控えるようにしましょう。
③乾燥対策
冬は他の季節と違って乾燥しやすくなります。
水分だけでなく、油分も十分に補充しましょう。
加湿器を焚くと空気も潤い、風邪予防にもなります。
また、温度差に対応できるように、鍛えるのもいいかと思います。
鍛える方法は、前回でご紹介しました【温冷療法】です。
顔を冷たい水と温かいお湯に交互に付けて自律神経を整えます。
繰り返し行うことで、血液の巡りがよくなり、外部からの刺激に強くなっていきます。
赤ら顔を予防して、冬でもキレイなお肌を目指しましょう。
西本クリニック
大阪市北区梅田2-2-22ハービスエント6F
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